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2017-05-20(Sat)

省エネ等級について

ランニングコストのご説明前に省エネ基準についてご理解頂きたく思います。

実は、住宅の省エネ基準が改正になりました。
簡単にご説明いたします。
改正前は、【省エネルギー対策等級】という1つの基準でした。
例えば、

等級4 (1999年基準相当)
等級3 (1991年基準相当)
等級2 (1980年基準相当)
その他(等級1)

というように表示基準は該当年基準でした。
つまりは、【外壁、窓等の断熱性能】のみを評価しています。

しかし、改正後は

断熱等性能等級+一次エネルギー消費量等級

という組み合わせにて断熱性能等級区分がなされています。

一次エネルギー消費量等級とは、一次エネルギー消費量基準を元に評価される等級です

太陽光発電、冷暖房、換気、照明、給湯」等の省エネ対応を評価することです。
断熱等性能等級は以下となっております。

等級4 (2013年基準相当)
等級3 (1991年基準相当)
等級2 (1980年基準相当)
その他(等級1)

次に一時エネルギー消費量等級は以下となっています。

等級5 (低炭素基準相当)
等級4 (2013年基準相当)
その他(等級1)

です。

要は、等級が上がればそれだけ省エネ仕様の住宅ということになります。
では省エネ仕様にするメリットとデメリットはなんでしょうか?

≪メリット≫
光熱費(電気代・ガス代等)の削減になる
住宅の寿命が延びる
ヒートショック現象等の健康対策になる
フラット35Sや長期優良住宅認定の条件を満たすことができる

≪デメリット≫
建築コストが上がる

です。

建築コスト<得られる省エネ効果 

であれば是非等級を上げて建築するメリットがあるということになります。
では、次回はいよいよ【得られる省エネ効果】を試算していきたいと思います。

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2017-05-18(Thu)

住宅性能表示制度

今回は、【住宅性能表示制度】についてご説明させて頂きます。
住宅性能表示制度とは、簡単に言いますと住宅の可視化(見える化)です。
住宅というものを以下の10分野に分類し、その性能を数値化又は評価する制度です。

《分野》
①火災時の安全:延焼に対する燃難さ
②劣化の軽減:腐朽に対する対処方法、物理的耐久性
③高齢者等への配慮:加齢への配慮
④音環境:室内空間の静かさ
⑤空気環境:化学物質に対する建材類の使用度合い
⑥維持管理・更新への配慮:配管等の維持管理のしやすさ
⑦防犯対策:侵入被害を防ぐ住まいづくり
⑧構造の安定:地震時における建物の丈夫さ、地盤の安定度
⑨光・視環境:自然光の取り入れ度合い
⑩温熱環境・エネルギー消費:省エネルギーの程度

です。

どれも注目すべき内容なのですが、この中で⑩の温熱環境・エネルギー消費の項目が一番大切だと思っております。
それは、「住宅の断熱化」に関する項目だからです。

ではなぜ、「住宅の断熱化」が大切なのでしょうか?
それは【3つの法律】でご紹介いたしました「省エネルギー法」に関連してくるからなのです。

「断熱化」「省エネルギー」というキーワードで何となくお気づきになられる方も多くいると思います。
次回は、そのキーワードから導かれるランニングコストについてご説明させて頂きます。

プロフィール

casahousing

Author:casahousing
大阪在住のファイナンシャルプランナーです。
主に、『お家の購入アドバイザー』として活動しております。
そのほか、

【家計の見直し】
【保険の見直し】
【ぷち勉強会】

等も承ってます。
ご相談は無料ですので、ご興味ある方は是非ご連絡下さい。

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