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2017-05-04(Thu)

頭金について

住宅ローン借入時の【頭金】についてです。
前回、お話致しましたが借入時に充当する【頭金】は多ければ良いということではありません。
手元にある金額をいかに有効に、かつ安心できる材料として扱うかがポイントとなります。
ゆとり資金としての【頭金】が潤沢にあることに越したことはありませんが・・・

人生において、様々な難局を迎えることがあります。
それは1度きりではなく、押し寄せる波のごとく繰り返しの場合もあります。
そんな状況において、自身を手助けしてくれるモノの1つとして【お金】があります。
つまり、手元にゆとりある【資金】を残しておくことが難局に立ち向かえ、心の安心に繋がるのです。
ですので、【頭金】についても必要最低限(総額の1割)充当し残る金額を手元においておくことが1つの手段だと認識して下さい。
では、どれぐらい手元に余裕資金があれば良いのでしょうか?

個人的にはいつも、最低「生活費の3カ月」は手元に残して頂きたいとお願いしております。
なぜならば、失業保険の給付(自己都合)要件が待機期間(7日)+3カ月なのです。
ちなみに一例はサラリーマンの方に対してのアドバイスとなります。
突然の失業などに備えておける準備が必要なのです。
その他にも”結婚/妊娠/出産/育児etc…”が考えられます。

まとめますと、『手元資金にゆとりを持つことの意味』とは

①精神的なゆとりを確保する
②生活スタイルの変化による急激な支出に備える
③もしもの時、生活準備資金としての役割

となります。

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2017-05-01(Mon)

繰上げ返済 -効果の検証-

先日の続きになります。
【繰上げ返済】の2つの方法、「返済額軽減型」と「期間短縮型」についてです。
どちらがお得な返済方法になるかを検証していきたいと思います。
ついでに、頭金の考え方も一緒にご説明します。
まず、以下の条件と致します。

≪条件≫
借入金額:4,000万円
頭金原資:800万円
借入金利:1.58%
返済期間:35年間
返済方法:元利均等返済

【ケース①】頭金2割(800万円)の場合
借入額  :3,200万円 毎月の返済額:9万9,238円
繰上げ返済:無
返済総額(頭金800万円を含む)      約4,967万円

【ケース②】頭金1割(400万円)返済額軽減型の場合
借入額  :3,600万円 毎月の返済額:11万1,643円
繰上げ返済:400万円
利息軽減額:約102万円
繰上げ返済後の毎月の返済額(返済額軽減型)9万7653円
返済総額(頭金と繰上げ返済を含む)    約4,986万円
※ローン開始5年後に繰上げ返済実施

【ケース③】頭金1割(400万円)期間短縮型の場合
借入額? :3,600万円 毎月の返済額:11万1,643円
繰上げ返済:400万円
利息軽減額:約219万円
繰上げ返済による期間短縮:4年7カ月
返済総額(頭金と繰上げ返済を含む)    約4,870万円
※ローン開始5年後に繰上げ返済実施

【総返済額:頭金含む】
ケース①:約4,967万円
ケース②:約4,986万円
ケース③:約4,870万円

つまり、同じ額の頭金原資(800万円)を使っても①~③のように結果(総返済額)が
変わることがご説明できたと思います。
頭金を出来るだけ多く用意し、それを全額充てることの意味が意外とないことがわかります。
そして、頭金を用意出来る財政状況なら是非、手元に残すことをお奨め致します。
また、「返済額軽減型」よりも「期間短縮型」の返済方法の方が効果が出ていることもご理解して頂けたと思います。
今回の説明以外に、なぜ頭金を手元に残さなければならないのか・・・
それを次回ご説明致します。

2017-04-28(Fri)

繰上げ返済

繰上げ返済】とは
いわゆる住宅ローンのメンテナンスです。
もう少し詳しく言いますと、現在の月の返済とは別に借入額の一部(全額でも可)を返済することです。
この【繰上げ返済】のメリットは、返済分が全て元金の返済に充てられることにあります。
つまり、現在の住宅ローンに対しての「テコ入れ」的な感じとなります。
繰上げ返済の方法(種類)は以下の2通りです。

期間短縮型:住宅ローンの期間を繰上げ返済額に応じて短縮する方法
返済額軽減型:毎月の住宅ローン額を繰上げ返済額に応じて減額させる方法

ではどちらが有効な手段となるのでしょうか?

まずは、2つの返済の種類を知ることが大切です。
また、繰上げ返済時に【手数料】が発生しない かつ1円単位で繰上げ返済可能な住宅ローンは魅力的です。
次回は、もう少し掘り下げてご説明したいと思います。

2017-04-26(Wed)

クレジットカード

住宅ローン】と【クレジットカード】。
関係ないような気もしますよね。
なぜなら普通、クレジットカードでお家は買えませんから・・・
ちなみに超セレブ所有のカードなら制限なしで買えるでしょうけど。

実は、先日お話しました【信用情報】に紐づくお話です。
過去最近含め、クレジットカードをポイントを貰うために何枚か作った記憶ありませんか?
その時、キャッシング枠というものを設定した、もしくは任意でカード会社に一任したことになってませんか??
これが命取り(落とし穴)になる場合があります。

つまり、キャッシング枠=借金(債務)という意味を持つのです。
これはキャッシングしているとか、していないとかの問題ではありません。
キャシング枠のついたカードを所有しているだけで、既にその枠分だけ借金していることになるのです。
知らず知らずのうちに、何百万円の借金を背負っている状態なんです。

例えば・・・
100万円のキャッシング枠のあるカードを10枚所有していると、100万円×10=1,000万円
なので、1,000万円の借金(債務)をその人が背負っていることになります。

住宅ローンの審査時に、この与信枠をつかっているが故に落ちてしまうことが多くあります。
3,000万円の与信枠を持っている個人がいても、1,000万円分先にキャッシング枠で使っていると残り2,000万円。
つまりは、3,000万円の住宅ローンの審査を受けて普通は通るはずなのに、落ちてしまう・・・これが現実です。

では対策は・・・簡単です。
必要のないクレジットカードは整理(解約)して1枚か2枚に集約することで解決します。
特に大きな買い物(ローンを組む必要があるモノ)をする際は、お家以外にもこのことを頭に入れておいて損はしない知識です。
しっかりと自分の信用情報や与信管理をして、住宅ローンの審査に臨むことをお奨め致します。

2017-04-24(Mon)

信用情報について

当方では、住宅ローンを受ける前にご自身で確認することをお奨めしていることがあります。
それは、自分の【信用情報】です。
では【信用情報】って何でしょうか?
大まかに言いますと、以下の自分に対する項目のことです。

①年収
②勤務先(勤続年数)
③転職履歴
④公共料金の遅延
⑤ローン残高
⑥クレジットカード利用履歴(事故の有無)

です。

ではなぜ、個人の信用情報を確認する必要があるのかをご説明いたします。
住宅ローンを受ける金融機関では、その人がローン借入れ可能どうかを判定するための審査が必ずあります。
その審査内容は公開されていませんが、個人の信用情報を基準として判断されていると言われています。
つまり、ここで傷があれば住宅ローンの審査に落ちる可能性が高くなるのです。

「でも・・・個人の信用情報なんて調べようがない」

という方もいらっしゃると思います。

実は、個人で調べることが出来ます。
しかも、有償ですが思ったより安価にて情報を取得できます。

「えっ、それって逆に怖いですが・・・」と思いますよね。

《【本人開示制度】:自分の履歴がどんな風に登録されているかを知る制度》によるものなのです。
以下の3か所にて情報を取ることが可能です。

CIC(シーアイシ):手数料 1,000円(窓口500円)
JICC(日本信用情報機構) 1,000円(窓口500円)
KSC(全国銀行個人信用情報センター) 1,000円

手続き自体も簡略なので、是非一度自分の信用情報を確認してみて下さい。
ちなみに、最近多いのは携帯電話(スマホ含む)の割賦販売による事故です。
一度、傷がつくと5~7年はその情報が消えないと言われています。
高額な買い物をされるご予定の方は、十分に気を付けなければいけないですね。

プロフィール

casahousing

Author:casahousing
大阪在住のファイナンシャルプランナーです。
主に、『お家の購入アドバイザー』として活動しております。
そのほか、

【家計の見直し】
【保険の見直し】
【ぷち勉強会】

等も承ってます。
ご相談は無料ですので、ご興味ある方は是非ご連絡下さい。

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